用途に合わせて短時間から場所を借りることができるレンタルスペース。
予約サイトの普及やコロナによる副業・テレワークの増加などの影響もあり、需要が増えています。
賃貸物件でのレンタルスペース運営は物件購入の必要がなく、低リスクで収益化しやすいことから副業としても人気ですが、契約後のトラブルや売上の不振から解約を選択される方も少なくありません。
ここでは、そんなレンタルスペース開業の際の物件探しにおいて、失敗しないために注意すべきポイントをご紹介します。
一口にレンタルスペースといってもパーティースペースや貸し会議室、撮影スタジオなど利用用途は様々です。物件選びの条件もスペースの利用用途や客層によって異なります。
パーティースペース
誕生日会や歓送迎会など複数人で集まることの多いパーティースペースは、複数の乗り入れがあるターミナル駅から徒歩10分圏内の物件が好ましいです。
(人気のエリア:池袋・新宿・五反田・渋谷など)
貸し会議室
オフィス街の駅から徒歩10分圏内の物件が好ましいです。
(人気のエリア:新橋・神田など)
撮影スタジオ・ジム・ダンススタジオ
車でのアクセスが想定されるため、駅から離れてた物件や乗り入れの少ないローカルな駅の物件であっても、比較的成功しやすい傾向にあります。
パーティースペース
周辺が店舗、事業用テナントなどのクレームに繋がりづらい物件が適しています。物件の数は少ないですが、1フロア1テナントの物件や、音が響かない外廊下の物件などは狙い目です。また、調理や飲食の場として利用されることの多いパーティースペースでは、周辺にスーパーやコンビニがあり、食品等の買い出しができることが好まれます。
撮影スタジオ・貸し会議室
撮影スタジオや貸し会議室のような騒音トラブルのリスクが少ない使用用途であれば、周囲に住居や事務所があっても許可してもらえるケースが多いです。希望エリアを重視して物件を探す場合には、利用用途を絞りすぎず、これらの用途を打診してみると良いでしょう。
パーティースペース
24時間利用可能なゴミ捨て場や、専有部分にトイレやキッチンがあることが好まれます。建物内に24時間利用可能なゴミ捨て場がない場合には、広いベランダや浴室のある物件で、室内にゴミ捨て場を設置することで代用も可能です。
撮影スタジオ
機材の搬入が予想されるため、階段の少ない低層階の物件やエレベーター付きの物件、近隣に駐車場がある物件が好ましいです。自身で内装や設営を行う場合には、スケルトンの状態でお渡しできる物件も工事費用が抑えられるため人気です。
レンタルスペースではキーボックスやポストで鍵を管理し、予めゲストに解錠方法を伝えるという入出方法が主流となります。そのため、集合ポストの位置やオートロックの有無についても事前に確認しましょう。
広いスペースは人気がある反面、初期費用や維持管理に手間がかかります。運用初心者の場合は、まず小型の物件から始めていき、徐々に大型のスペースを運用していくことがおすすめです。
20㎡前後の狭小なスペース
少人数やデートでの利用が増えることで騒音トラブル等のリスクは抑えることができます。清掃などの管理が比較的楽に行なえます。
35㎡以上の大きなスペース
収容人数が多く単価が上げられるため、パーティースペースとして人気があります。収容人数が多くなると、騒音・汚損・破損等のトラブルにつながるリスクも高まります。
室内の状態や共用部分の様子など、図面を確認しただけでは伝わらない情報も多くあります。気になった物件は内見し、実際に目で見て確認することをおすすめします。
内見時には室内の寸法、コンセントの位置、鍵の設置方法などを確認しながら、実際の運用時の様子をイメージしましょう。
また、共用部分では集合ポストの情報から周辺にどのような人やテナントが入居しているか、掲示板に騒音やゴミ出しの注意喚起が無いかなどを確認することで契約後のトラブルを防いでいきましょう。
レンタルスペースが可能な物件は軒数が少なく、条件の良い物件はすぐに申し込みが入ってしまいます。好条件の物件を取り逃すことが無いよう、内見から申込みまでスピード感を持って進めていくことが鍵となります。
レンタルスペースの物件選びの適正は利用用途によって様々です。
物件探しの際は用途や客層、運用方法をイメージしながら、必要な条件を決めていきましょう。
レンタルスペースの物件探しにおいて、ご不明点や懸念点があればレンタルスペースの仲介実績200件以上の、ニューオ株式会社までお気軽にお問い合わせください。